雹は、発達した積乱雲から降ります。
冬ではなく、5月ごろから9月の暖候期に降ります。積乱雲中の氷の粒は、激しい上昇気流のため、いったん地上に堕ちようとしますが、また上昇気流で上に持ち上げられ、積乱雲中で上下に行ったりきたりします。その間に氷の粒はどんどん大きくなります。4月16日、上空に寒気が入り、近畿地方でもところどころで積乱雲が発達し、兵庫県内では降雹の被害がでてしまいました。
近畿地方では16日夜、激しい雷雨をともなう荒れた天気となりました。 兵庫県ではゴルフボール程の大きさの「ひょう」も降り、駐輪場の屋根に穴があく被害が出ました。
なお、雹とあられは、気象庁では次のように定義しています。
雹は、積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊。
あられは、雲から落下する白色不透明・半透明または透明な氷の粒で、直径が5mm未満のもの。あられには、「雪あられ」と「氷あられ」とがある。
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