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台風7号雑感

昨日8月15日、台風第7号は午前5時前に潮岬付近に上陸し、紀伊半島→淡路島→兵庫県を通過して日本海に出た。

上陸時975hPaと、台風としてはさほど強いものではなかったが、各地に暴風や大雨の被害が発生した。台風は普通上陸するころには、雨雲は中心に対して非対称となり、北側、東側に広がることが多いが、この台風は上陸後も雨雲は円形にまとまっていて、若い台風という印象を受けた。

ことさら驚いたのは、珍しく台風の北西象限の鳥取県に線状降水帯が発生し、大雨特別警報が出たことである。

マスコミは、台風のアウターバウンドと説明していたが、日本海の海水温が高く、水蒸気が日本海側から山陰地方の山地で上昇し、線状降水帯を形成したと考えられる。

この現象を見て、日本は中緯度で温帯に属するが、気候変動による温暖化で、特に夏の時期には亜熱帯の気候になったように思えた。台風も、これからは、今までの常識と違った認識で備える必要が出てきたと感じた。